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空気触媒の用途拡大
ニチリンケミカル 消臭・殺菌効果を確認 |
| 2006年1月30日 日刊工業新聞 |
ニチリンケミカル(大阪市北区、松村貢社長)は、自社製造の空気触媒「セルフィール」の機能を解析、消臭・殺菌などの効果が確認できたとして、用途拡大に力を注ぐ。
シックハウス対策として住宅や店舗の室内施工向けを中心に供給しているが、衣料など布製品を扱う業種・業態をはじめ、幅広い分野で用途拡大を狙う。
同製品は天然物から抽出したアルミや鉄などが主成分の組成物を溶液化したもので、約4年前に製造した。
グループ会社のウィルサポート(同北区)が総販売元となり、代理店などを通じて全国展開している。
このほど行った解析の結果、組成物に含まれるカリウムの不定元素「カリウム40」が放出する電子線や電磁波が空気中の成分に反応し、消臭殺菌効果のあるOHラジカルを発生させる機能を持つことが判明したという。
現在、住宅関連以外では、青山商事やオリックスレンタカーに採用されるなど市場が広がりつつあるが、ニチリンケミカルは今回の解析結果を踏まえ、OEM(相手先ブランド)生産を強化する考え。また、国内外に約520社ある代理店・特約店を拡充する。 |
「空気触媒」の分解原理解明
カリウム40が反応促進 広範用途展開へ弾み
ニチリンケミカル |
| 2006年1月27日 化学工業日報 |
ニチリンケミカル(大阪市北区、松村貢社長)は、空気触媒として展開している天然抽出物利用コーティング溶液の分解メカニズムを解消した。
アルミ鉄を主成分にカリウム、チタンが混合した無色透明・無具の同溶液は、空気中の酸素・水と反応し有害物質を分解。消臭、抗菌、防汚、防カビ効果を発揮する機能を有するが、詳細な分解原理については未解明のままだった。
今回、微量な割合で合まれているカリウム中の「カリウム40」が、空気中の水分子に働きかけ分解反応を促進することを突き止めた。
これまで住宅や公共施設、交通機関などに施工実績があるほか、ここにきてOEM展開として塗料、衣料関連メーカーなどが同技術を取り入れた製品を相次ぎ投入している。
分解原理を解明したことで、広範用途へ営業活動を本格化する。
同社は空気触媒セルフィール」として、数年前から同コーティング溶液を展開している。
空気中の水と酸素だけで反応し長期間効果を持続することから、紫外線が必要な光触媒では困難だった用途に拡大。夜間、またUVカットを施した部分の効果も可能なことから、住宅建材・内装材用途に加え室内・車内の環境改善用途にも広げている。
シックハウス対策用途を中心とした住宅関連や病院、店舗などのほか、JR西日本、大阪市営バスなどの公共交通機関、レンタカー、またアジアを中心に海外実績も積んでいる。
塗料メーカーや衣料メーカーなどにOEM展開も進めており、近くカツラメーカーが同技術を取り入れた製品を発売する予定だ。
今回、ヒトの体内にも存在するカリウム40が、分解にかかかるメカニズムを解明した。
ここから放出される電子線と電磁波が空気中の水分子と結合し、分解反応の主役を担うヒドロキシルラジカルを生成。同時に過酸化水素が生成され、溶液中の鉄やチタンなどの遷移元素とのフェントン反応によりヒドロキシルラジカルに成長する。また過酸化水素や空気中の酸素を原料に生成されるスーパーオキシドイオンも分解反応に寄与する。これらの生成物は分解反応後に水と酸素として空気中に戻り、繰り返し反応に利用される。
同社ではすでに、代理店六十社、特約店四百六十社による販売網を構築。
出荷量は現状、グループ会社を通じた販売やOEM分を含めて月間約六トンだが、「光や電源を必要としない汎用性が高い技術なので、広範分野に利用できる」(同社)とし、今後の大幅な出荷増を見込んでいる。 |
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