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【シックハウス症候群とは】
シックハウス症候群とは、トルエン、キシレン、トリクロロエチレン、ホルムアルデヒドなどの化学物質から出されるVOC(Volatile
Organic Compounds :揮発性有機化合物)や、静電気、ハウスダスト、ラドン、二酸化炭素などが室内に漂うことによって、居住者の健康を害する症状です。
新築の家やビル、およびリフォーム直後の居室に入ると、目がチカチカしたり、頭痛、身体の各部に痒みや湿疹などの症状が発症する現象がそれです。
こうした症状が今日、日本国内でも多数発生してきていますが、この原因を特定することは難しく、居住者の体内にある化学物質への抵抗性によって異なり、VOCはあくまで「引き金」と考えられています。
【シックハウス症候群と化学物質過敏症】
厚生労働省の考えでは、シックハウス症候群は、当該場所を離れるとその症状が解消する点で、化学物質過敏症とは異なるとしています。
化学物質過敏症は、最初にある程度の化学物質に曝露(ばくろ)されると、2度目に同じ物質に少しでも曝露すると過敏症状を起こします。
最初に曝露された物質と2度目に曝露されたえ物質とが異なる場合もあり、これは多種化学物質過敏症(MCS)と呼ばれます。 一般のアレルギー症状の花粉症でも、スギがだめな人はマツもだめ、カモガヤもブタクサもだめというのに似ています。
このようなアレルギー性疾患の性格だけでなく、低濃度の化学物質に反復曝露されていると体内に蓄積し、慢性的な症状をきたすという中毒性疾患に近い性格も兼ね備えています。
【許容できる容積】
シックハウス症候群は、最初はごく微量の化学物質に被曝(ひばく)していてもやがて量が多くなるとアレルギーから中毒にいたります。
この症状を発症するかしないかは、人の「容量」も大きくかかわってきます。
右図の「しきい値」は、それより低ければ生物反応的に化学物質の影響がないが、それを超えると、人の体にさまざまな症状があらわれる、許容ボーダーラインです。
このボーダーラインは、人それぞれ、また、大人と子供でもその値が異なります。
体の大きい大人は子供よりもこの許容ボーダーラインが高く、また、大人でも一般的には女性よりは男性の方が大きいので、許容ボーダーラインが高いということです。
つまり、同じ量の化学物質を被曝していても、赤ちゃん・子供・女性は、より発症の危険が高いということです。
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しかも、VOCは空気よりも重いため、室内の低い方に溜まっていきます。
当然、大人より、顔が床面に近い赤ちゃん・子供はもろにその汚れた空気を吸い込むことになります。
許容ボーダーライン(容量)が低く、床面に顔が近く、そして一日の多くを室内で過ごす、主婦と子供が最もシックハウスの影響を受けやすいのです。
しかも恐ろしいのは、体内に取り込まれた化学物質は徐々に体内に蓄積し、その体質が次世代にも継承されていくということです。
つまり、アレルギーを持った人の子は、生まれたときから、許容ボーダーラインが高く、ちょっとしたことでアレルギーを発症する可能性が高い、ということになります。
たかが空気、されど空気。
本当にご家族のこと、健康のことをお考えであれば、
水や食べ物と同じように、いや、それ以上に、
「キレイな空気」の大切さを考えていただければ幸いです。
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なお、シックハウス症候群の潜在患者数は全国で1000万人以上といわれています。
発ガン性促進作用・アトピー・ぜんそく・アレルギーや、呼吸器系障害・神経系障害、思考力低下や倦怠感など、人体に深刻な影響を及ぼします。
主婦と子供が被曝しやすく、患者全体の7割以上を占めます。
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